Blog|Junos

GA4で流入経路別に分析するには?基本の見方を簡単に解説

作成者: Junos|2026/05/16

Webサイトには検索やWeb広告、SNS、QRコードなどの様々な流入経路からユーザーが入ってきます。果たして、流入してくるユーザーの目的や温度感はどれも同じでしょうか?

当然ながら異なるでしょう。例えば、展示会で交換した名刺に記載されたQRコードから入ってきたユーザーは貴社の名前は認識しているでしょう。一方で、検索から入ってきたユーザーは今お困りごとがある可能性が高いでしょうが、貴社の名前はその時点ではよく知らないかもしれません。

そのため、Webサイトを分析する上では、全てのユーザーを一括りにして見るよりも、流入経路ごとに分けて見た方が、より正確に分析できるでしょう。

本ブログでは、GA4で流入経路ごとの分析をするための基本的な見方を紹介します。

まずは「セッションのデフォルト チャネル グループ」で大まかに見る

最初に見るのは、「セッションのデフォルト チャネル グループ」です。

これは、GA4で標準で用意されている、流入経路を大きな分類で確認するための項目(ディメンション)です。以下の表のように、GA4側で自動で分類されます。

セッションのデフォルト チャネル グループ 意味
Organic Search GoogleやYahoo!などの自然検索からの流入
Paid Search 検索広告からの流入
Organic Social SNS投稿など、広告ではないSNS経由の流入
Paid Social SNS広告からの流入
Referral 外部サイトのリンクからの流入
Email メール経由の流入
Direct 参照元を特定できない流入

これは探索レポートで簡単に作成できます。ディメンションで「セッションのデフォルト チャネル グループ」を選び、指標として「セッション」や「キーイベント」を選んでみましょう。探索レポートの作成については以下のリンクをご覧ください。

 

この段階では、細かく分析しすぎる必要はありません。まずは、どの種類の経路から流入が発生しているのかを大まかに把握します。例えば、自然検索が多いのか、広告が多いのか、外部サイトからの流入があるのかといった全体感を見るイメージです。

より詳しく見るなら「セッションの参照元 / メディア」を見る

大まかな流入経路を確認したら、次に「セッションの参照元 / メディア」を見てみましょう。

「セッションのデフォルト チャネル グループ」は大きな分類を見るためのものですが、それだけでは具体的にどの媒体から来たのかまでは分かりにくい場合があります。例えば、チャネルグループで「Organic Social」と表示されていても、それがLinkedInなのか、Xなのか、Facebookなのかまでは分かりません。また、「Referral」と表示されていても、どの外部サイトから来たのかは、もう少し詳しく見る必要があります。

そこで使うのが、「セッションの参照元 / メディア」です。

セッションのデフォルト チャネル グループ セッションの参照元 / メディア 意味
Organic Search google / organic Googleの自然検索からの流入
Paid Search google / cpc Google広告からの流入
Paid Search yahoo / cpc Yahoo広告からの流入
Organic Social linkedin.com / social LinkedInからの流入
Referral chatgpt.com / referral ChatGPTからの参照流入

この項目を見ることで、「SNSから来ている」だけでなく「どのSNSから来ているのか」、「外部サイトから来ている」だけでなく「どのサイトから来ているのか」を確認しやすくなります。

まずチャネルグループで大まかに見て、気になる流入があれば「参照元 / メディア」に切り替えて詳しく見る、という流れで確認すると整理しやすくなります。

施策単位で見たい場合は「セッションのキャンペーン」も使う

さらに施策単位で流入を見たい場合は、「セッションのキャンペーン」を確認する方法もあります。例えば、Web広告ではキャンペーンごとに訴求内容や目的を分けることがあります。その場合、指名系キャンペーンやお悩み解決系キャンペーンなど、どのキャンペーンから流入しているのかを確認できます。

媒体単位では見えにくい施策ごとの差を確認したいときに、補助的に使う項目と考えるとよいでしょう。

正しく見るには、分類分けをコントロールしよう

GA4では、探索レポートなどを見ることで流入経路ごとの分析が可能です。ただし、GA4に表示される情報は、必ずしも自動で意図通りに整理されるとは限りません。例えば、メールマガジンや営業資料内リンク、名刺のQRコードなどは、設定しないとDirectやReferralに混ざり、どの施策からの流入なのか分かりにくくなることがあります。

そのため、GA4で流入経路を見るときは、「どのレポートを見るか」だけでなく、「その流入が意図した分類で計測されているか」もあわせて確認することが大切です。

この点については、UTMパラメータを使うことで改善できます。UTMパラメータについては、別の記事で詳しく解説します。

まとめ

Webサイトの流入を経路別に分析することは重要です。

まずは、「セッションのデフォルト チャネル グループ」で大まかに見ましょう。より詳しく見たくなったら、「セッションの参照元 / メディア」や「セッションのキャンペーン」などで、より細かく見ましょう。